うたうということ2014

うたうということ 誰にでもできるし、また誰にでもできるものではない。

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2014年12月31日

2014年も駆け抜ける様に過ぎていった。
目の前にある仕事に全力で取り組む毎日のなかで、新しい出逢いがあり、多くの方々に支えられ、充実の毎日であった。

5月に発売したシューマンの歌曲集のCDはピアノの丸山耕路との音楽の対話が非常に楽しく、また刺激的だった。

そして8月芸文大ホールでのLA FENICEのrequiem×requiemの演奏会では、Lux aeternaで至福の音楽が舞台上に拡がった。
まるで時が止まってるかの様な感覚であった。

12月のときめきの第九は最後までしつこく、団員さんと根比べの様な指導をしたが、本番は素晴らしいコーラスがホールを歌声で満たした。
そこには遠くから駆け付けて共に歌ってくれた仲間の存在は欠かせなかった。

今年最後の仕事となった京響特別演奏会の第九。
これも二日目の公演直前まで高みを目指して皆で頑張った。
結果、京響コーラスのこれまでで最高の演奏ができたと思う。
奇跡の様な演奏と言うのは簡単だが、これは奇跡でもなんでもなく、皆の努力の結果であり、実力なのだ。

私はつくづく多くの人に支えられていると思うが、特にそれを実感した年だった。
来年は変化の年になる。
曲がりくねった細い道だが、美しい景色を見ながら駆け抜けたい。
皆様ありがとうございました!

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2014年12月1日@兵庫県 尼崎市

美しい歌声は美しい発語から 以前も書いたことがあるが、最近『第九』や『復活』、『ドイツ•レクイエム』などを指導していて、一日中それを伝え続けている。

最初に声を出すこと有りきではなく、美しい発語を準備することから歌唱は始まる。
先ずは発語をcontrolすること! そこから響きの乗った美しい歌声が生まれる。
Steuern sie Baeren!

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2014年11月30日

噴水唱法

ヒトの身体は息を前に吐く様には出来ていない。
骨盤底部で作られた息の流れは、頭頂部へと抜けるイメージが相応しい。
それを知っているだけでも不要な力みや押し出す様な歌い方は随分防げるはずだ。

「第九」を指導していると、前に息を吐き出す誤った歌い方に必ずと言って良いほど遭遇する。

今日のときめき第九では徹底してその辺の事を練習した。
人数は80人ほどと少なかったが、上手く行くとホール全体が豊かに響いた。
これをあと2回の練習で確かなものとしたい。

明日は一万人の第九の佐渡練に行く。


気をつけないといけないのは、自分で頭に持っていかないことです。
あくまで身体がやるのを見ている立場であることだと思います。

2014年11月29日

音楽の指導も同じ。

指導で使う言葉の後ろに、使われなかったたくさんの言葉と、それを取り出す膨大な知識が無ければ受け手の心は動かない。
http://www.huffingtonpost.jp/rootport/post_5947_b_4139629.html

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2014年11月24日

朝からD女子大へ。
炎を上げて燃える木々に思わず目を奪われる。

昼食後、急いで三田へ。
郷の音ホールで行われている合唱祭の最後にゲストで発声ワークショップをした。
しかし持ち時間はなんと35分!!

ボディマッピングの話を交え、身体の組み立てから呼吸の練習、母音の作り方、発声練習。
そしてWernerの《野ばら》(混声四部)を題材としてその実践をした。
伝えたいことは山ほどあるが、それを削りに削って、35分にまとめることは自分にとっても大変良い経験となった。
普段の指導も出来るだけ簡潔にしてみても良いかも知れない。
教え過ぎは良くないね。

さて、夜は
今日京響♬*゜
『第九』はおもしろい。

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2014年11月7日@兵庫県 尼崎市

シューベルトの《月に寄せて》D259にしみじみし、マーラーの《美しさゆえに愛するのなら》にうるうるしたリート講座の後は岡本ランチ。

今日は初めてのお店です。
秋の景色が素敵な住宅街の細道を抜けると、白いお家が。
中もとてもかわいい。
1階のダイニングキッチンの様なスペースで作りたての日替わりランチをいただく。
ほっとする空間だった。

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2014年11月6日

歌は言葉から造られている。

ハーモニーや音楽の構造が分かっているのは当たり前のこと。

言葉をまるで付属品の様に、音や声にかまけるのではなく、最初に言葉ありき、発語ありきだ。
それなくして音だけを整えて曲の核心に近づけるのだろうか?
(写真は歌の二大悪人?たち。笑)

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2014年11月6日@兵庫県 神戸市

シューベルト《菩提樹》オーケストラ編無事終了。
楽しかった!

須磨学園さんの鑑賞会ではアリアやデュエットなど、何度か歌わせて頂いているが、多感な時期の子供達に聴いて貰う演奏は常に自分の出しうる最上の演奏をと思う。

今日は今自分ができる『最上』を提供できたのではないだろうか。

共演させて頂いた牧村さん指揮の大阪交響楽団の演奏はピリリと素晴らしく、チャイコフスキーの《くるみ割り人形》や、ブラームスの《大学祝典序曲》など、胸躍る思いで聴かせて頂いた。

夜は芸文のマーラー《復活》。

舞台袖という場所はいまだに何やらドキドキする

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2014年11月3日

夢は、

目覚めた瞬間から淡雪の様に消え始めるのはなぜだろう。

今、《第九》と《ドイツレクイエム》のあるフレーズを例に出して、ものすごく理路整然と歌い方の指導をする『夢』をみた。

目覚めて慌ててスマホにメモしたが、その断片しかメモれなかった。
なんとも残念!

「声は出すものではなく、其の期が熟した時に独りでに離れて行くもの。」
その方法は以下の通りである…

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2014年10月31日

この様なレクチャーコンサートをします。

ロベルト・シューマンの歌の年(1840年)について、クララとの物語を通して読み解きます。
あまり演奏される機会のないクララの歌曲も聴けるチャンスですよ♬*゜

私の他、ソプラノの加藤かおりさん、ピアノの丸山耕路さんの演奏でお楽しみ頂きます。

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2014年10月30日@三田市総合文化センター

今日はこちらで。
とてもいい響き。
どこに座っても良さそうな理想的なホール。

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2014年10月28日

明後日のコンサートの合わせがスムーズに一回通りで終わったので、少し早く次の芸文マーラーへ。

皆様木曜日の夜はシューマンをお楽しみください。

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2014年10月30日

ゆだねる

音楽に身を任せる。

身体に任せる。

普段自分が指導する時に言っている事でもあり、分かってはいるのだけれど、これがなかなかに難しい。

今朝は喉の痛みで目覚めた。
これはまずいぞと仕事はキャンセルし、夜の演奏会に備えることに。

しかし案外そんなときの方が欲を捨てて歌えるものだ。

今宵は丸山耕路氏のピアノとホールの響き、そしてシューマンの音楽に身を任せ、いらないものはどんどん脱ぎ捨てて行った。
するとそこにハイネの詩がのこった。

遠いところコンサートに足を運んでくださった皆さま。
有難うございました!

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2014年10月24日

ここにいると授業の合間に色んな人が通って行くので面白い。

明日は午後からシュトラウスのコンサートだが、昨日から鼻づまりと声がれが始まり、かなりまずいコンディションだ。
さて、どう乗り切ろう。

明日の大曲。
なんとロマンに溢れていることか!
喉が期待通りに音楽を奏でてくれますように。

さ、お肉でも食べよ。

リヒャルト・シュトラウス
Richard Strauss
来たるべき老境に 4つの歌 Op.87より
Vom künftigen Alter  
aus Vier Gesänge
詩: リュッケルト
Friedrich Rückert

私の家の屋根は霜で覆われた。
だが私は居間の中で暖かかった。
冬が私の頭を白く覆った。
しかし心の中には赤い血が流れているのだ。
頬の若々しいバラの花は失われた。
すべては消え去ったのだ。
それらはいったいどこへ行ったのだろうか? 心の中だ!
そこで花は焦がれ、咲いているのだ。
昔と同じように。
この世界のあらゆる喜びの流れは干上がったのか?
いまなお私の胸の中には、静かな小川が流れているのだが。
野のナイチンゲールたちはみな黙してしまったのか?
いまなお私の中では、静かに一羽が目覚めているのだが。
鳥は歌う。
「家の主人よ、お前の戸を閉じよ。
この世の冷気が部屋へ入らぬ様に、
現実の荒れた吐息を閉めだして、
ただ夢の香りで満たすのだ。
屋根を 部屋を。
私のこの歌の中には酒とバラがある。
そしてその様な歌がまだ千もあるのだ。
夕暮れから朝になるまで、夜通し、 私はあなたに歌おう。
青春と、
そして愛の痛みを」

Der Frost hat mir bereifet des Hauses Dach;
Doch warm ist mir's geblieben im Wohngemach.
Der Winter hat die Scheitel mir weiß gedeckt;
Doch fließt das Blut,das rote,durchs Herzgemach.
Der Jugendflor der Wangen,die Rosen sind
Gegangen,all gegangen einander nach -
Wo sind sie hingegangen? ins Herz hinab:
Da blühn sie nach Verlangen,wie vor so nach.
Sind alle Freudenströme der Welt versiegt?
Noch fließt mir durch den Busen ein stiller Bach.
Sind alle Nachtigallen der Flur verstummt?
Noch ist bei mir im Stillen hier eine wach.
Sie singet: “Herr des Hauses! verschließ dein Tor,
Daß nicht die Welt,die kalte,dring ins Gemach.
Schließ aus den rauhen Odem der Wirklichkeit,
Und nur dem Duft der Träume gib Dach und Fach!
Ich habe Wein und Rosen in jedem Lied,
und habe solcher Lieder noch tausendfach.
Vom Abend bis zum Morgen und Nächte durch
will ich dir singen Jugend und Liebesweh.”

人間歳を重ねるほどに、身体の衰えとは反比例して、感性はますます高まる気がします。

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2014年10月22日@京都府 京田辺市

歌うときには身体を骨で考えるのだが、昨日ある方から、弓道は筋肉ではなく、骨だと伺って、なるほど同じだと大変興味深く思った。
そして矢は然るべき時にひとりでに手から離れて行くそうだ(細かいニュアンスが間違っていたらすみません)。

これはなかなか深い!

これも歌声が然るべき時(タイミング)に自然に身体から離れてゆく感覚と似ている。

私は少年時代野山にまじりて遊んでいたので、剣道の竹刀が割れてくると解体して、それで相当強力な弓を作り、的を射て楽しんだものである。

それを友人に貸すと、どうしても上手く射れない子がいる。
そのまま矢を離せば良いのに、なぜか前に押し出そうとして失敗するのだ。

これも歌と同じかも知れない。
ゆめゆめ吠えることなかれ。

さて、夜は一万人の第九♬
あ〜あ、お腹が空いた〜ぁ、空いた〜ぁ

摂津本山駅前のお花屋さんいるガオガオ君。
なかなかのオトコマエである。

どなたか玄関ホールの番ライオンにいかがですか?

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2014年10月21日

最初だけチラ見のはずが、とうとう最後まで観てしまいました。
今日も睡眠不足。

この映画を初めて映画館で観た時は感激と共に、人間べートーヴェンが好きになりました。

Begabungということについて考えさせられる作品。
ドイツ語ならなお良かった!

今第九に取り組んでいる人、12月に第九が終わって心にぽっかりと穴が開いた人にお勧めの映画です♬*゜

2014年10月19日

今日抜粋で歌います。

歌曲集《木の匙》

寺山修司 詩
中田 喜直 曲

【概要】

1.新天地に種をまき、これからまさに夫婦生活が始まる。
夫は隣町へ小さな木の匙を買いに行く。

2.テーブル、つまり自分達の家庭をテーマに、世界との繋がりや、未来への夢を描く。
妻は
「テーブルに
テーブルに
やがて子供を実らせましょう それはふたりの約束だから
それはふたりの夢だから」と歌う。

3.妻のつぶやき。
あなたの 仕事着を縫い上げてゆく 青い糸が わたしの地平線に なるでしょう

4.愛について
同じ屋根の下に暮らしていて、それぞれ別の事をしていても、その足音からお互いの存在を感じ、その足音は響き合っている。
静かな調和。

5.生活について
妻の悲しみは一日も早く汚してしまった方がいい。
そして洗濯機で洗ってしまうのさ。
洗濯物と風にはためいている 、妻たちの白い悲しみ。
夫の歌

6.やがて生まれてくる子のための子守唄
妻が歌う。

女性は長い時間をかけてその胎内で子を育み、母となってゆく。
そして男性は?…

7.城砦
いつも妻は台所にいる
いつも妻はスープを運んでいる
いつも妻は…
いつも同じことの繰り返し

いつもという言葉が13回繰り返される
永遠に続くかと思われる平凡な日常の繰り返し。
妻はその象徴。
妻よ 悲しき家の亡霊よ
僕はふと この静けさが 怖しい!
と夫が歌う。

8.妻の童話
ポツンとジャン ふたりは男の子
時は五月
ある日 ポツンが言いました
「鰐を食べたいね。
素敵な鰐をね。」

突拍子もないユーモラスな妻の童話。
途中から夫も参加する。
最後に妻が「ああ お腹がすいたすいたあ」と音を外して歌うと、夫はすっとどこかへ。

9.夏がくると
夏がくるとひとり旅に出たくなる、と夫が男の心境を語る。
ああ 幸せとはむごいもの

10.悲しくなったときは
海を見にゆく
古本屋の帰りも
海を見にゆく
どんなつらい朝も どんなむごい夜もいつかは終わる
妻のモノローグ

11.世界
静かな10月の日常。
ふたりは黙っている。

母となる日の近い妻は
毛糸玉に地球をまいて
人間の歴史のように
日すがら 椅子から動かない

ふたりは同じ方向を向いてこの歌曲集が終わる。
シューマンの詩人の恋を思わせる長い後奏は、この夫婦のこれからを表している。

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2014年10月19日

本日のコンサートです。

シューベルトの名曲《魔王》《鱒》の他、シューマン、シュトラウス、山田耕筰などを歌います。
北原白秋&山田耕筰の《六騎》はセツナクて大好きな曲。

寺山修司の詩による《木の匙》(中田喜直)では、ソプラノの中川令子さんと、夫婦の心のすれ違いや、たわいのない話し、やがて家庭を築いていく様子を歌います。
この曲集なかなかに魅力的です。

山田耕筰の《六騎》も歌うのですが、この歌がまたたまらない

小玉 晃 木の匙されたのですか!
変拍子で、正確に覚えるのが難しいですが、本当に素晴らしい曲集ですね。

六騎》北原白秋

”御正忌めえらんかん
情人(やね)が髪結うて待っとるばん
御正忌めえらんかん
寺の夜明けの細道に
鐘が鳴る 鐘が鳴る
逢うて泣けとの鐘が鳴る”

若者が親鸞上人のご正忌詣でにかこつけて恋人に会いに行くが、その行事も今日で終わり。
今度はいつ会えることかも分からない。
どうせ泣くなら会って泣けと鐘が鳴る。

何ともセツナイ。。。

涙を拭いながら笑顔で恋人のもとへと急ぐ青年の姿が目に浮かぶ様です。

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2014年10月17日@大阪府 豊中市

空き時間を利用して犬カフェでひとり暗譜に勤しむ。
いい風が吹く。

Richard Strauss
「 冬の夜 」5つの歌 Op.15より
Winternacht  aus Fünf Lieder Op.15
(A.F.von Schack)

雨と嵐と共に
ようこそ、12月の月よ
ぼくを導いておくれ、親しい家へと続く道へ、
そこには僕の愛する人が住んでいるのだ
僕は一度も喜んで挨拶などしたことはない
5月の花に、青い空に、きらめく露に、
今日の様なおまえの雪に、おまえの立ち込める霧に、灰色の雲に
なぜならこの舞い散る雪を通して、ほほえむ様な春よりもさらに美しく、"愛の春"が僕に、密やかに輝き咲き出でるからだ
この冬の夜に

Mit Regen und Sturmgebrause
sei mir willkommen,Dezembermond, und führ mich den Weg zum traulichen Hause,
wo meine geliebte Herrin wohnt.
Nie hab' ich die Blüte des Maien,
den blauenden Himmel,den blitzenden Tau
so fröhlich gegrüßt wie heute dein Schneien,
dein Nebelgebräu und Wolkengrau;
denn durch das Flockengetriebe,
schöner als jeder Lenz gelacht,
leuchtet und blüht der Frühling der Liebe
mir heimlich nun in der Winternacht.

10月25日14時開演
宝塚ベガホール

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2014年10月13日

R.シュトラウス
密やかな誘い

Richard Strauss, Heimliche Aufforderung
John Henry Mackay (1864-1933)

10月25日に宝塚ベガホールで歌う曲の1つ。
是非いらしてください。
他の曲目も折々載せて参ります。

輝く杯を掲げよう、口元に
そして飲み干そう、心晴れやかな祝宴に
それから杯を持ち上げ、こちらにめくばせしておくれ
そうしたら僕も微笑み返し、君の様に静かに飲もう
そして僕のする様に静かに見回してごらん、酔って騒ぐ人々を
しかしそんなに軽蔑してはいけない
いや!むしろ、輝く杯にワインを満たし、騒々しい彼らを祝福しよう
それから君が食事を十分に楽しんで、乾きを癒したなら
盛り上がり楽しむ人々をおいて、庭の薔薇の木のところに出ておいで
そこで僕は君を待っている、いつもそうしていたように
そしてたちまちに君の胸にこの身を沈めよう
それから君の口づけを飲み干そう、かつてそうであったように
そして君の髪に薔薇の花を編み込もう
おお、来ておくれ、素晴らしい人、待ち望んだ夜だ!

Auf, hebe die funkelnde Schale empor zum Mund,
Und trinke beim Freudenmahle dein Herz gesund.
Und wenn du sie hebst, so winke mir heimlich zu,
Dann lächle ich und dann trinke ich still wie du...
Und still gleich mir betrachte um uns das Heer
Der trunknen Schwätzer - verachte sie nicht zu sehr.
Nein, hebe die blinkende Schale, gefüllt mit Wein,
Und laß beim lärmenden Mahle sie glücklich sein.
Doch hast du das Mahl genossen, den Durst gestillt,
Dann verlasse der lauten Genossen festfreudiges Bild,
Und wandle hinaus in den Garten zum Rosenstrauch,
Dort will ich dich dann erwarten nach altem Brauch,
Und will an die Brust dir sinken, eh du's gehofft,
Und deine Küsse trinken, wie ehmals oft,
Und flechten in deine Haare der Rose Pracht.
O komm, du wunderbare, ersehnte Nacht!

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2014年10月13日

うたうということ

誰にでもできるし、また誰にでもできるものではない。

理解しやすく最短で効果が実感でき、感覚の変化に左右されない様な指導法を日々考える。
やはり合理的なのはボディマップの補正。
そして発語の矯正と言葉から来るアーティキュレーション、ビート感か。

今日も一日長かったが、学びもまた多かった!

ときめき第九への道すがら

昭和で時が止まってる。

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2014年10月10日

So seid nun geduldig, liebe Brüder,
bis auf die Zukunft des Herrn.
Siehe, ein Ackermann wartet.
[Etwas bewegter. Ges-Dur, 3/4]
Schönes Wetter ist es!

良いお天気!
ずつとこの曲が頭に流れています。
さうか、明日は久しぶりの練習日。

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2014年10月5日

何年か前に《MONSTER》という浦沢直樹の旧東独を舞台にした漫画にはまったことがある。

そこに《なまえのないかいぶつ》という、とてもシュールなボヘミアの絵本が登場するのだが、マーラーの歌曲、特に《子供の不思議な角笛》を聴くとき共通する世界観を感じるのだ。
それはマーラーがボヘミア出身であるということと無関係ではないだろう。

取り留めの無い詩と、美しさの中に虚無感の漂う音楽。
マーラーの頭の中は一体どうなっているのだろうか。
そこがまた彼の作品に惹きつけられる所以であろう。

今日歌った《さすらう若人の歌》の詩はそこまでシュールでは無いのだが、第一曲目で愛する彼女が他の男性と結婚した事による傷心から、シューベルトの《冬の旅》とオーバーラップする終曲までマーラーの世界観で溢れている。

終曲は彼の《アダージェット》にそのまま繋がりそうだ。

アンコールで歌ったリュッケルト歌曲集の《美しさゆえに私を愛するのなら》も名曲だが、もしかしたらそのまま《アダージェット》を演奏しても良かったのかも知れない。
しかしそうすると最早私の出番は無かったか。(笑)

終演後は打ち上げで名物手羽先を堪能する。
名古屋の人に手羽先の正しい食べ方を習ったのも今回の収穫!

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2014年10月5日

素晴らしいホール。
素晴らしいオーケストラ。
音で満ち溢れている。

リハーサル開始!

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2014年10月3日@滋賀県 近江八幡市

今日はマーラー《さすらう若人の歌》のオケ合わせ二日目でした。

流石オケの音の緊張感が昨日とは違う!今日はとても透明度が上がり、激しい三曲目《僕は灼熱のナイフを持っている》はとても熱い演奏でした。

この曲集は彼の交響曲第一番とリンクしており、同じ旋律がたくさん出てきます。
これ以降の《角笛交響曲》が《子供の不思議な角笛》とリンクしているのと同じです。

マーラーの独特の世界観はピアノよりもオーケストラでこそ生きる様に思います。

それにしてもアンコールのあの曲。
あの大好きな美しい曲をオケで歌えるのも嬉しい♬*゜

おいでくださる方はどうか明日中にご連絡くださいませ。
割引できますよ。

今夜の新幹線ご飯はみそかつ&えびふりゃ〜〜〜ぁ!!
とあいなりました。
あっという間に京都だ。

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2014年9月29日

この橋を渡る時は大抵小走りか全力疾走しているだが、昨日今日は少し時間に余裕があったので景色を眺めてみた。
(そしてなぜか電車に乗り遅れた)

昨日は雲のほとんどない秋晴れ。
今日は水蒸気が多い。
歌声も秋晴れの様に晴れ渡って欲しいものである。

さて、今日はD女子大の後は京響コーラスの『第九』出演オーディション。

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2014年9月28日@大阪府 高槻市

日曜の午後はこちらで『今甦るセミナリヨの調べ』と題した演奏会を楽しませて頂いた。
高槻はキリシタン大名高山右近が治めた城下町。


子供の頃、自分のご先祖ルソン助左衛門が描かれた大河ドラマ『黄金の日々』を見、セミナリヨで歌われる聖歌やその雰囲気、ルイス・フロイスなど宣教師に大変興味を持った。

今日の演奏会のお知らせを今泉さんのfacebookで発見し、これは行きたいと思った次第である。
演奏はとても美しく、思いきって行って良かった。

さて、夜は一気にロマン派の世界へ移動。

僕は器用ではないので、どれだけ作品の核心に触れる演奏ができるか、それで何かを感じてくださる人々がおられるか。
それしか無い様な気がします

僕はバタバタの酉年なのでせっかちでいけません。

2014年9月28日

ずっと歌いたかったマーラーのオーケストラ歌曲集

《さすらう若人の歌》
もうすぐです。

【日時】2014年10月5日(日)14:00開演(13:15開場)
【会場】三井住友海上しらかわホール(名古屋)
【主催】一般社団法人愛知室内オーケストラ
【出演】指揮:寺岡 清高 バリトン:小玉 晃

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2014年9月20日@大阪市

ドイツリートの本番を終え、今から一万人の第九。

その前に一瞬、森ノ宮の楽しみを。

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2014年9月20日@大阪府 豊中市

只今リハーサル中。

土曜の午後はリートをお楽しみ下さい。
トークコーナーが恐ろしや。

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2014年9月17日

日本ドイツリート協会第16回演奏会(関西支部)

R.シュトラウス生誕150年を記念してのR.シュトラウス歌曲連続演奏会。
皆さまお誘いあわせの上お出かけください。

[リヒャルト・シュトラウス歌曲連続演奏会Ⅲ]
~リヒャルト・シュトラウス生誕150年によせて~
2014年10月25日(土) 13:30開場 14:00開演
宝塚ベガ・ホール
入場料:一般/3,000円  協会会員、会友/2,000円

Sopran/ 老田裕子、大賀千夏子、大橋ジュン、田中めぐみ、内藤里美、長谷川眞弓、堀江美穂

Mezzosopran/ 椋本かおる

Bariton/ 小玉晃

Klavier/ 岡原慎也、岩佐明子、大谷祥子、大渕雅子、末岡智子、細見理子、堀江光一、山本貴子、山本麻代

お申込み・お問い合わせ 
日本ドイツリート協会事務局  jd.lieder@gmail.com

2014年9月12日

自分の状態を客観視できて、思っていることと実際やっていることのズレがなくなればスランプはないかも。

みんな次の練習日には姿見持参で来ましょう!

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2014年9月9日

Geuß, lieber Mond,

Geuß deine Silberflimmer

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2014年9月9日

ササヤ楽譜に行こうと北新地駅から第二ビルのエスカレーターを上がって来て、思わす「わっ!」と口から声が出そうになった。
いや、出たかも。

楽器って美しい。
買いたい欲を抑えて、2時間前予約制のプリンアラモードを予約した。

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2014年9月7日

今日のお題はこの二曲。

美しい…

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2014年8月23日@大阪府 豊中市

今朝は月一度の音大の音楽院ドイツ歌曲講座。
皆さん音楽的で、声も美しく、とても魅力的なクラスです。

解釈もしますが、発声(15分はやる)や発語、音楽性にこだわった実践的な講座です。
今日は前回取り上げたシューベルトの《愛の使い》をおさらいした後、《夜と夢》を。

来月はシュトラウスイヤーということもあり、《万霊節》を歌います。

さて、午後からの芸文のオーディションに備えてぐるりランチ。
ここのお料理の手作り感が良いのです。

Tシャツ姿の若い男性が一人たたずんでいると思ったら今井はんでした。
土曜日お昼に行くと会える様です。

2014年8月14日

朝から偉大な音楽家の訃報にふれ動揺している。
彼の演奏に直に触れたのはアムステルダムで師マックス・ファン・エグモントのもとで勉強している時だった。

マックスが「こんな演奏会があるのだけど、興味があるか。」とくれたのがブリュッヘン指揮、18世紀オーケストラの演奏会の招待券。

港に建つモダンなホールで催されたその演奏会は、映像も駆使し、現代音楽とベートーヴェンの交響曲7番を組み合わせた斬新なものだった。

演奏は衝撃的だった。

博物館で展示されている様な演奏ではない、生きたベートーヴェンの音楽がそこにあった。
人間的で、溢れ出る音楽。

私のベートーヴェン観は大きく変わった。
あまりにも興奮して、その直後ベルリンの蚤の市で偶然出会った本山氏に語った程である。

それ以後の私の演奏活動に大きな影響を与えてくれたブリュッヘン。
心からご冥福を祈りたい。
http://www.orchestra18c.com/index.html

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2014年8月3日

モーツァルト&ラターの《レクイエム》。
いよいよ明日となりました。

今日はソリストの皆さんも合流してのプローベでした。
練習が終わって酢豚定食とレバニラ炒めを食べながら、自分はなぜこの演奏会で歌わないで指揮をしているのか、なぜ合唱指導をしているのかと、ふと考えました。
自分が歌うことにもっとエネルギーを向けることも必要だとは思うのですが、やはりこの仕事が好きなのでしょう。

演奏会の舞台で皆と音楽を共有し、非日常の世界に行ける喜びを一緒に感じたいから。
だから明日も指揮台に上ります。
ホールに足を運んで下さる方々にも、非日常を感じて頂ける様、最高の演奏を目指します。

8月3日 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
14時開演

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2014年8月1日

バリトン冥利に尽きる

高二で声楽の先生の門を叩いて以来、憧れの曲を一つまた一つと舞台で歌ってきた。
今も愛してやまないブラームスの《ドイツ・レクイエム》のバリトンソロは23歳のとき。
そしてバッハの《ヨハネ受難曲》のイエスもその年に初めて歌った。

その後数々の名曲を歌わせていただいたが、未だオーケストラで歌ったことのない憧れの曲がある。
マーラーの歌曲集《さすらう若人の歌》だ。

そしてついに今年、オーケストラで歌う機会をいただいた。
正にバリトン冥利に尽きる曲。
若者の迸る想いを歌い上げたい。

指揮は同時期にウィーン国立音楽大学に在学しておられた寺岡清高氏。

演奏会のタイトルは〜ウィーンでつながる出会い〜。
今年とても楽しみな演奏会の一つ。

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2014年7月9日

久しぶりにAmazonで販売している自分のCDのページを見てビックリ。
レコ芸の批評かと思う様なレビューがついているではないか!

そして名前を見て再びビックリ。
かれこれ25年以上連絡の途絶えている高校時代の同級生だ。
彼は高校時代からクラシック音楽に造詣が深く、その知識には皆一目置く存在だった。

レビューでは私が今回のCD制作で意識した、ライヴで歌う時とはまた違う、何度も聴いて頂くことを前提の演奏であること、録音にかけた日数など、見事に言い当てられていた。
思いがけないレビューに頬が緩んだ。

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2014年6月21日

漢達の熱い夏
今年は青春を歌います。

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2014年6月18日

関西二期会の『ドイツ歌曲の流れ』が終わりました。
オペラ歌手によるリートの饗宴。
華やかな共演者の皆さんの後で最後に歌うのは何とも難しかったです。

構えず、日常の中でふらっとホールに立ち寄り、そのまま舞台に上って、話す様に歌い、さらっと去れたらと思うこの頃です。

本日もご来場ありがとうございました。

写真は本番前にガーデンズで見つけた「水野屋」さんのソーセージカツです。

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2014年6月5日

間近に迫った演奏会です。

ムジークフェストならでは、澤和樹さんをはじめとする弦楽四重奏と、シューベルトの歌曲集『冬の旅』より、「おやすみ」、「菩提樹」他を歌います。
弦楽四重奏とのコラボは大変珍しく、本邦初の試みです。

18日水曜日は芸文小ホールで、R.Straussのリートを歌います。
素晴らしい歌手の皆さんで、聞き応え充分な演奏会になると思います。
皆様のご来場お待ちしております。

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2014年6月1日

千里バッハの《マニフィカト》が無事終わって打ち上げの図。

正直メンデルスゾーンはなかなかに良さが分かるまで時間がかかりました。 非常にややこしい割にははえないアリアに悩み、テルツェットもシックリこない。

少年メンデルスゾーンの習作の様なこの曲。結局はバロックと同じに歌うのが一番収まりが良かったです。

打ち上げでは大変有難いことに、たくさんCDを購入頂きました♫ 明日は気分を変えて京響コーラスのラター《マニフィカト》。

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2014年6月1日@吹田市

やはりBachは素晴らしいなと、 思いながら肉を食す。

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2014年5月31日 @吹田市文化会館 メイシアター

今日はこちらで千里バッハさんのリハーサルです。

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2014年5月30日

本日発売!

甘く、せつなく、アイロニーを帯びたハイネとシューマンの世界。
今回は才能溢れるピアニスト、丸山耕路氏とのDuoでお届け致します。

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2014年5月21日

ツバメが遊びに来てくれました。
さっきからずっとレッスンを聴講しています。

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2014年5月18日@東京都 港区

日本ドイツリート協会 R.Strauss演奏会が終わり、懇親会。
ドヴォレクの疲れから、今日は声がガサガサで(しかもホールがデッド。
昨日のシンフォニーホールの残響を運んで来たかった!)、なかなかに辛かったです。

懇親会には元読売巨人軍監督の堀内氏も来られ、リート協会の名誉会長に就任してくだいました。
非常に話しやすいフレンドリーな方で、「リート芸術とは『ドイツの語り部』である」と、的を射た表現をされていました。

明日は朝早く帰京し、D女子大に向かいます

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2014年5月3日

5月6日火曜の夜に京都三条のラジオカフェ(FM 79.7MHz)で少しおしゃべりいたします。

放送は21:00から(24:00から再放送)。
歌も二曲流れる予定です。

京都市にお住まいの方は、もしよろしければお聴き下さると嬉しいです。
京都以外の方はインターネットでもお聴きになれます。

2014年5月1日

道義賛

道義さんと言葉を交わさせて頂く様になって十余年。
京響の合唱団では随分と楽しい音楽の時間を共有させて頂いています。

これほどワクワクする音楽を生み出すことのできる指揮者を私はそれほど多く知りません。
道義さんの指揮は《踊り》、《お芝居》、《形態模写》・・・・。

一見奇抜な様に見えて、音楽の本質を見事に捉え、楽譜を立体映像に組立てる。
それでいて決してフリ過ぎない! 演奏者を自分に従わせるのではなく、それぞれの奏者の持っている音楽を最大限に引き出し、生き生きと演奏させる。

京響定期ではヴィルトウオーゾ集団であるオーケストラとの、コンサートホールのステージ上の空間に至福の音像が立ち昇る、奇跡の様な演奏に触れる喜びに、私は何度も浴してきました。
(リハーサルでいきなり京響を振れと言われたときにはさすがに驚きましたが・・・笑)

私がこれまで持っていた《指揮》の概念を見事に覆し、指揮活動に大きな影響を与えてくれた道義さん。

天が与えられた休暇を終えられたら、再びあなたの音楽の世界へ、待ちわびる私たちを連れて行ってください。
ご快復をお待ち申し上げます!
http://www.michiyoshi-inoue.com/2014/05/post_18.html

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2014年3月29日

レコーディング二日目

今回のレコーディングで感じたこと。
録音とライヴは同じではないということ。
ライヴは正に一期一会。
その場のお客さんと共に作るもの。
従ってその場の空気によって演奏も変化するし、誤解を恐れずに言うと、熱を帯びる事によって起こる少々荒い表現も許容される。

一方録音は聴きたい時に繰り返し聴いてもらうことを前提にしているので、過剰な表現よりもむしろ何度でも聴きたくなる耳障りの良さの様なものが求められる様に思う。
スッと入ってくる様な演奏。
しかしこれがなかなか難しい。

初回は正に試行錯誤だったが、今日は大分コツが掴めて来た。

そしてもう一つ。
これは初日に自分の録音を聴いて感じたことを昨日教え子さんの出演するミュージカル公演を観に行ってさらに実感したこと。

言葉は明瞭であることは必要条件であるが、明瞭な発語を突き詰めると逆に伝わるものが少なくなる。
活字としては大変よく聞こえて来ても、肝心の中身が伝わって来なけれは意味がない。
当たり前の事だが、この本末転倒は起こりやすいので注意が必要だ。

言葉の背景に無限に拡がるイメージの世界があってこその明瞭な発語。
明日もがんばろう!

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2014年3月25日

レコーディング第一日目終了。

音が被らない様に歌とピアノは隣の部屋で演奏しました。
すると息遣いが感じにくく、コンタクトを取ることが非常に困難。
お互い耳ダンボ状態でしたが、そうするとダイナミックさに欠ける演奏になりかねない。
しかしピアノの角度を限界まで変えることで随分改善できました。

レコーディングは神経がすり減りますね。
;^_^A CDクオリティーの演奏などという表現がありますが、Liveと違って何度も聴かれることを想定するCDは相当の完成度が求められます。
僕もピアニスト氏も4時間半が限界でした。

この距離でリートはなかなか難しい。

素敵なお屋敷です。
二階で録音しています。

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2014年3月23日@ラウンジオーサカ

昨日の《マタイ受難曲》、無事終わりました。
得るものが大きな演奏会でした。

バッハは歌う度に新たな発見があります。
今度はアリアの方を歌いたいな…

今日は17℃まで気温が上がるとか。
しかし最低気温は5℃。
持って行く服に困る。
今日から東京です。

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2014年3月22日

《マタイ受難曲》リハーサル中。

今日の会場は演奏者とお客さんがほぼ同数になる感じか。
いつか振り歌いイエスができるといいな。

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2014年3月21日@カフェシャルボン

春は苺の季節 明日の《マタイ受難曲》(Bach)のリハーサルで北堀江に来ています

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2014年3月14日

細菌兵器?

先々週の2月26日水曜日、突然声帯に膜がはった様になり、その夜から声を失った。
栄養を摂って寝れば風邪は大抵一晩で治るが、一向に治らずその週末の演奏会ではソロを降板するはめに。

3月7日のクライナーシャッツ演奏会ではとうとう副腎皮質ホルモン剤に頼って何とか乗り切った。
2週間を過ぎてようやく歌声が戻って来たが未だ気管支に荒れている感があり、咳き込む。
どうやらこの菌にやられて声を突然失う人は私だけではない様だ。
笑ってしまう程に声がオネエになるこの菌は、もしや細菌兵器か?!

道を歩いていて突然口にパクッと入ってくるので皆さんくれぐれもご注意を! 入った瞬間がハッキリと分かるのが特徴です。

自分への癒しで購入した織部焼のカップ。
日本には侘び寂びとは対局にある様な、「へうげもの」と呼ばれる遊び心もあり、これが非常に面白い!古田織部はその代表的人物。
みどりに〝けしき〟をみよ

食品添加用の重曹を薬局で買い、3gをヤクルト容器程の水で溶きます。
それでうがいするのが一番効果がある様に思います。
半分ほどは飲み込んでます。

ただし!胃酸が中和されるので、食後はいけません。
イソジンは刺激が強いから炎症を酷くするとお医者さんが言うてましたので、重曹に変えました。

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2014年3月6日

いよいよ明日になりました。

芸文オープニング第九合唱団有志によるコンサート。
『愛』をテーマにブラームスの《愛の歌》、千原英喜の《良寛相聞》の他、ソロや重唱をお届けします。

僕とナレーターとブラームスのリートを三曲担当する予定なのですが、一週間前から声がパタリと出なくなる風邪をひき、まだ声が戻っていません。
明日までになんとか治したいと思います。

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2014年2月25日@ギャラリーカフェ ぐるり

昨日の演奏会でも、まだ残響のある内のブラボー(女声だった)や、曲が終わる前の拍手(これも女性。
ご本人はとても興奮しておられて悪気は全くない)に、少しだけ興醒めたが、もうひとつ残念に思ったことがあった。

吹奏楽の場合、ソロをする人がスタンドプレイすることがよくあるが、終わると必ず拍手が起こる。
それは良いのだが、ソロが連続して次の奏者へと引き継がれることも多く、その場合必ず次の奏者の演奏と拍手が被ることとなり、最初の1〜2小節が聴こえないのだ。
これを何とも残念に思うのは私だけだろうか。

ソロをして拍手を貰うのは嬉しいが、そこを我慢して、拍手が起こらない様に次の奏者が始まるまで座らないなど、上手い引き継ぎ方が有る様に思うのだ。
ましてお辞儀などしてしまうと拍手は確実に起こる。
自分はやり遂げたが、それと同時に仲間がソロを始めている訳で、そこはスマートな譲り方をして欲しい。

クラシックの演奏会の様に、曲が終わってから指揮者がソロをした人を順番に立たせ、拍手を貰っても良い気がするのだが…。
ノリを必要とする吹奏楽では即時拍手が相応しいのは充分解るが、ソロが続く時には配慮が有っても良いかも知れない。

今日のランチは音大近くのカフェぐるりでおろし豚カツ。

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2014年2月25日

僕がアマチュア音楽家さんと関わる訳
昨日はシンフォニーホールへ大阪桐蔭高校吹奏楽部第9回定期演奏会を聴きに行ってきました。

中高と吹奏楽少年だった僕は、コンクール全国大会金賞の演奏はどんなものかと期待に胸膨ませていたのですが、やはり上手かった!
そりゃもっとこうあって欲しいなというところはいくつもありましたが、感激に何度かうるっとしたのは事実です。

特筆すべきは彼らのコーラスの上手さ。
本当にたくさん歌います。
器楽の演奏会に行くと歌声を聴きたい思いに駆られるのですが、吹奏楽の演奏会であれだけコーラスを聴けるとは思わなかった。
しかもその辺のコーラス部より遥かに上手い。
清廉な歌声でしかも良くハモる。

ワーグナーは流石にもっと大人の声が欲しかったけれど、シンフォニックダンスやYou Raise Me Up、オペラ座の怪人、レ ミゼラブル等のミュージカルナンバーなどとても綺麗なコーラスだった。
よくあるポップスステージでマイクを使って歌うのとは対照的な生の歌声だからこその感激。

しかし感激と同時に少しだけ、高校生ってずるいなという気持ちも。
彼らの真摯なコーラスや吹奏楽には何か演奏技術以上のプラスアルファーが有る様に思う。
これは大学生になると減ってしまい、社会人になると……。

だから高校生と音楽するのは面白い。
かれらが本気になって取り組んだ時そこに出現する音楽はどれほど素晴らしいことか。

とはいえ大人のコーラスや吹奏楽は面白くないのかというとそうではない。
大人だって本気で一丸となって一つの音楽を作ったとき、その同調エネルギーは凄いものがあり、大きな感動を共にすることができる。
(もしかしたらある種の集団ヒステリーかも知れない)

これがあるからアマチュアさんと関わっています。
収入の為にやっているのでは?と言われれば、もちろん演奏すること、指導することを生業としているので当然なのだが、それだけではないのです。

音楽家ならきっと解って貰えると思うのですが、音楽を仕事とした時点で、お金持ちになることは半分諦めているのだと思うのですね。
なので、仕事とはいえお金の為だけに活動している訳ではない。
音楽の原点の様な感激を味わいたくて僕はアマチュア音楽家さん達を指導しているのだと思います。

ただし
限界を設けず、限りなく音楽の高み(もしかしたらプロの演奏を超えるくらいの)を目指す人しか相手にしたくはありません!

与えられるのを待つだけの意識の高くない人を相手にすると、お互いにストレスが溜まるからです。
一つ登ればまた次の高みを目指す。
そんな人達と感動を共にしたいのです。

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2014年2月23日

RutterとMozartのREQUIEMの練習が和やかに終わった。

今夜の一人夜カフェは北堀江で。

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2014年2月15

今日はバッハ《ロ短調ミサ》です。

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2014年2月15日

沈む音 舞い上がる音
これは国民性なのだろうか。

声楽、合唱、ピアノ、あらゆる楽器において日本人の(あまり上手くない人の)出す音は沈む傾向にある様に思う。

それは音楽のビートの捉え方に主因があるが、他にも一つずつの音符を追いかけ、フレーズで音楽を捉えていない。
アーティキュレーションが間違っている(もしくは無い?)など、様々な原因が考えられる。

歌の場合、勿論発声の技術も関係するが、発声が悪くなる原因は上記の様な事から来ていることが多い様に思う。

結局幼児期からの音楽教育を変えるしかないのか?

もしかしたらヨーロッパ言語を習得するのが近道かもしれない。


そもそもクラシック音楽は、その曲を作った作曲家の母国語と密接な関係にあるからである。

だから日本人がぺたーっと平坦に日本語を喋っている様に演奏した場合、音が沈んでしまう。

指導現場でこういったことを、いかに伝えるか。
毎回試行錯誤を重ねながらドSな指導をしている。

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2014年1月17日@岡本駅

Schubertiade

シューベルトを囲んで仲間が集い、数々の名曲が披露されていたシューベルティアーデ。
10年程前から摂津本山駅前のムジカヴィーヴァで、《シューベルトを歌う》という講座をもっている。

アマチュア愛好家の集まりであるこの講座では、シューベルトに限らずドイツ語の歌全般を取り上げており、まず詩を読むところから始め、難しいと思われる曲も皆さんいつの間にか歌える様になっている。
時には《魔王》を役柄に分けて歌うなど、楽しい試みも。

音楽は勿論、ドイツ、オーストリアや映画、お芝居に至るまで話の花が咲くアットホームなクラスだが、今日は年頭の歌会ということで、皆さんソロまたは複数でお好みの曲を披露した。
僕もここで教えながら勉強させてもらった曲は数え切れない。

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2014年1月17日@大阪府 豊中市

今日はアクア文化ホールで後期発表会だった。
今年は卒業試験を控えた学生が四人。
例によってG.P.は白熱レッスンになってしまった。

打ち上げは曽根のイタリアン。
初めてのお店だったが、なかなか美味しかった。
満足。
空ちゃんありがとう!

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2014年1月12日@滋賀県 守山市

打ち合わせに来ました。 英国は雪景色。