合唱指導に寄せて2013

うたうということ 誰にでもできるし、また誰にでもできるものではない。

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2013年12月28日

京響第九二日目無事終了。

思うところはたくさんあるのですが、演奏会を無事終えることが出来てほっとしました。

来年夏の定期はラターの《マニフィカート》です!
ソプラノソロは森麻季さん。

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2013年12月28日@京都コンサートホール

今日の演奏会は確実に昨日を上回る。

G.P.ではまず京響の《フィデリオ》序曲の圧倒的な上手さに感動した。
コーラスの安定感も頼もしい。
Viel Spass!

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2013年12月27日

京響第九初日無事終了。

京響コーラスは明日さらに上を目指します。

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2013年12月23日@大阪

Selig

音楽に携わる物にとって非常に忙しい年末のこの時期。
今日も濃い一日だった。

ときめきの第九が成功裏に終わった。
この第九の指導に注いだエネルギーは相当なもの。

ときめきは私に決して「楽」をさせてくれることは無かった。
毎回毎回持てる力、そして声を駆使しての全力の指導。
その後大阪に移動して万九やFENICEの指導もあった。

そして遂には自分の声帯が悲鳴を上げることに。
a母音が完全に嗄声、そしてファルセットを失った。
チェンジが上手く行かず、ニューハーフの様な声。

こうなると治るまでが長い。
耳鼻科には行かなかったが、毎日せっせと生肉を食べたからか何とか完全に声を壊す事なく回復した。
当時はFacebookでも泣き言を言っては大勢の方々に励まして頂き、とても感謝している。

その様に苦労はしたが、どうすれば難しい事を簡単に理解して頂けるかを考えるうちに、逆に自分の指導の引き出しは随分増えた様に思う。
そして私にとっての試練はコーラスの皆さんにとってもまた試練。
お互い本当に良く頑張った。
満身創痍の戦友の様だ。(笑)

そして試練の先に喜びがあった。
これこそが第九ではないか。

終演後の打ち上げでは、多くの団員さんから、「歌いながら涙が出た」というお話を伺った。
それは努力した人でないと出ない涙。

また、数人の男声の方々にこっちに来てくれと呼ばれ、取り囲まれた。
ん?お礼参りのリンチか?(古い?)と恐る恐るお話を伺うと、「先生は笑顔で指導されるけれど、よく聞くととんでもなく酷いことをサラッと言う。
でもそれが嫌だと思った事は一度もないんですよ。
悔しいから家に帰って出来るまで練習したろ!って思った。」と仰る。

私は本番では涙はでなかったが(責任を果たせてホッとしたというのが強い)、その時はさすがにうるっと来た。
みんないいオッちゃん、お爺ちゃんらやん。(泣)

そんなことで来年もまた指導をお引き受けすることになった。
皆さんどうぞよろしく!
断じて今年よりレヴェルは下げませんからお覚悟を!

打ち上げでは2グループに分かれて歌合戦!
写真はマエストロ指導による歌の翼。
マエストロに余興でこんなんさせるか?!という面白い企画でした。

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2013年12月23日@大和高田さざんかホール

ときめきの第九、 いよいよ開演です。

今年はソリストに加え、合唱指揮もさせていただきました。

思えばここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。
合唱初心者、第九以外の合唱は未経験の方が非常に多く、ハモるという意識を持って貰うこと、そしてそれ以前にハモることの出来る声を作ることから始めました。
なので曲はなかなか進まず、これで間に合うのかとの焦りも無かったと言えば嘘になります。

しかしやはり基礎となる技術なくして構築物はできません。
正に団員さんと私との根競べとなりました。
合唱団の皆さんは本当に良く頑張ってくださいました。
さて、その成果が花開きますか。
どうぞ皆様会場に足をお運びください。

丁寧にご指導下さったマエストロ寺岡、伴奏でお世話になった中川知美さん、しっかりとバックアップ下さった中川先生ご夫妻と役員の皆様、そしてお手伝いに来て下さっている、信頼のおける助っ人の皆さん。
ありがとうございます!

大阪交響楽団の皆さん、どうぞよろしくお願いします♫

Viel Spass!

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2013年12月16日@キッチンゴン

京響コーラスの『第九』の最後のレッスンが終わった。

今回のマエストロはモーシェ・アツモン氏。
初めてご一緒させていただく方なので、どの様な第九を作られるのか楽しみである。

今年のイヴはマエストロ練習。

夕飯は久々にキッチンゴンで洋食を。
ジューシーなビーフカツレツにぷりぷり海老フライ、大粒牡蠣フライ♫

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2013年12月5日

今日はヴォルフガング アマデウス モーツァルトの命日。

合唱団LA FENICEの練習では奉納モツレクを致しました。
モーツァルトさんがお怒りでなければよいのですが…

ソロを飛ばしてコーラスだけ拾うと意外とシンドイことが判明。
振り歌いすると更にシンドイだろうな…

今夜は一人カキフライ(小麦粉断ちをしているのに)。
粕汁と納豆も有り、なかなかヘルシーではないかな?

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2013年12月1日@クロスホテル大阪

一万人の第九mixiコミュの打ち上げにて。
盛り上がっています。

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2013年11月27日@JR大阪環状線 京橋駅

一万人の第九補習レッスン終了。

いかに楽に第九を歌うか、いかにハーモニーを大切に歌うかに重点を置いてのレッスン。
皆さん楽しんでいただけたかな…

全力レッスンの後のお楽しみ。
京橋はええとこだっせ♫

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2013年11月20日兵庫県立芸術文化センター

体験するということ

一万人の第九西宮クラスの最後のレッスンが終わった。
第九どころかコーラスさえ初めてという方が大半を占めるこのクラスでは正に自分の指導力が試されることとなった。

第九ではピアノ伴奏付きの一般的な合唱曲とは比較にならない程の技術に加え、プラスαの要素が必要だ。
これはテンションであったり、熱意といったものだが、これによって自分を鼓舞せずして第九は歌えないのではないだろうか。
(もしかしてこれのみで歌っている人もいるかも知れない)

ところがこのクラスはよく言えば非常に上品、悪く言えばこのプラスαが不足していたのだ。

しかし考えてみればそれも当然のこと。
ハイテンションで全身を使って歌うなど全く未経験で、未知の世界なのだから。
そうなると必然的に指導する側がいかに導くかにかかってくる。
全てが非日常の世界。

非日常的身体の使い方から始まり、非日常的歌声、非日常的テンション。
300人のメンバーを未知の世界に誘うには手を変え品を変え、私の持てるエネルギーを出し切っての指導となった。
(なので指導後は何度ガーデンズで焼肉やトンカツを食べたことか。笑)

響きを頭の上にとどめておくには相当の努力を要した。
しかしホールの天井の空間にハーモニーが出現した時の喜びはその努力に報いるに余りあるものであった。

皆さんの努力と集中力に感謝! 先ずは体験してもらうこと。
後はいかにしてそれをコンスタントに再現出来るようになるかは努力次第。
新しい体験を共有できることは指導者の喜びである

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2013年11月16日

一万人の第九森之宮クラスが今日最終回で無事終わりました。

一万人の第九の溜まり場ビアホップで飲んでます。
ここは箕面ビールを生で飲めるお店。
やっと来れました!

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2013年10月26日

第九二本立ての後、梅田一人飯。
白肝が美味しい。

森之宮6クラスは本当に元気! しょうもない事を言っても乗ってくれる、というか初めから笑う準備をしている。
笑 声を出す準備も是非その様に!

第九をただ大声で張り切って歌うのではなく、落ち着いて、確かな技術でもってハモる様取り組んで来たが、難しい要求にも良く応えて下さった。

その場の思いつきで名付けた訳の分からない名前の唱法にも素直に従い、今日も「一時停止唱法」という高度な技術も習得してもらえた様に思う。
どうかエレベーターを降りても忘れないで頂きたい。

残すところ後一回。
少々寂しい…

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2013年10月7日

京響コーラスのサウンド純化計画推進中。
変化が楽しい。

今日は耳の穴の1cm前にある顎の蝶番を使った練習に特化した。
全パートを歌いながらの指導なので、やはり喉は潤さねばならない。

いつもの四条の市場小路へ。
夕ご飯セットは色んなおばんざいが少しずつ出てきて一人ご飯に最適。
しかもかなりリーズナブル。
好きなハートランドビールと共に。

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2013年10月6日@奈良県 大和高田市

近鉄特急の車窓から
今日は空が低い
駅弁を拡げて束の間の旅気分。


今日も合唱団三時間コースを二本立てです。
自分の練習もしないとまずいな…

2013年10月2日

京響コーラスも奇跡の様な演奏をすべく益々レヴェルUPしていきます。

http://ebravo.jp/archives/5287

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2013年9月28日

梅田でビール飲んでます。

今日は午後にときめきの第九。
まだまだこれからですが、素敵なハーモニーと明るい歌声が徐々に出来てきました。
団員のみなさんと僕の根競べ。
粘り強く頑張ります。

夜堀江でFENICEのモツレク。
やる気がみなぎっています。
初めての曲からいきなりハイテンポで、即音楽創り。
今日は若い方々が見学にお見えでした。
今年を上回る演奏会にしたい!

ドイツのWeissbier。
小麦断ちしてるのに!!

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2013年9月24日@ミュンヘン

京響第九、研ぎ澄まされてきた。

今日は身体の開きと声帯の伸展、それらのタイミング。
そして音楽の組み立てによる声の道筋作りにこだわった指導。
声は澄み渡りハーモニーが明確になった。
ジリジリと要求を上げているが、元々のポテンシャルの高さに加えて集中力が素晴らしい。
確実に昨年の第九を上回る出来になるだろう。

ソプラノやテナーを歌いながらの指導だったので喉を潤さねばと新京極のスタンドへ。

見事にふられたため急遽ミュンヘンへ飛ぶ。
陶器のジョッキで飲むLoewenbraeuがうまい

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2013年9月24日@同志社女子大学

秋ですな。

湿度が下がったので日陰では風が涼しい。
いつの間にか葉も色付いている。

さて、夜は京響コーラスの第九練習。
今日のテーマも前回に引き続き、いわゆる「難所」をいかにしてクリアするか。
これをゆっくり解き明かして参ります。

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2013年9月17日@京都府京都市

今日は京響コーラス。
ゆっくり丁寧に響きとハーモニー、ディクションにこだわりながら練習を進めています。

昨年よりさらにレベルUPした第九をお届けいたします。
チケットは完売確実だと思いますので、お早めのご予約を!

今日の一人ご飯は河原町の韓国料理。
通りがかりに見つけました。

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2013年9月15日

今日は混声合唱団LA FENICEの第四回演奏会に向けてのスタート。

嵐のなかのMozart Requiemとなった。
これだけの有名曲だが経験者はなんと半分以下。
今日は音取り練習などせず、いきなり音楽や発声的な要求をどんどんしていったが、みんなしっかりと着いてくる。
八月のクリスマス・オラトリオの成功を経て明らかに合唱団としてレベルアップしているのを感じて嬉しかった。

これなら来年は更なる高みを見ることが出来るだろう。

練習後は心斎橋でフレンチ

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2013年9月9日@京都市交響楽団

今日の京響コーラス(言いにくい)は女声のみの指導。

たっぷり時間をとってレクチャーを交えながら練習した。
第九を歌うとなぜ気張るのか、なぜ苦しくなるのかを解き明かし、その解決方法をゆっくりと伝授した。
それを発声練習の段階から計画的に行ったので、見違えるほどの透明性ある歌声が実現できた。
やはりメンバーのポテンシャルは高い!

集中力を要するレッスンで、皆さん疲れた事と思うが、成果が見えるのでその表情は明るかった。
大変エネルギーを使ったが、そのかいがあったと思う。

本当に一言で云うと、
『タイミング』です。
しかし全部語ると長くなります。笑

指導する相手が真に理解しようとしてくれないとレッスンの成果がでません。
しかしこれは音楽において非常に重要なことなのです

タイミングというのは色々な意味があって、声を出す準備段階もその中の一つです

2013年9月7日

一万人の第九森ノ宮クラス、

楽しかったー!
パワフルで元気なのがいい。

後四回のレッスンで、全員頭の上に音柱がが立つ様な素晴らしいコーラスにしたい。

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2013年9月7日@大阪市

今日はザ・シンフォニーホールでパナソニック合唱団の定期演奏会。

お昼からホールでゲネプロに立ち会ってきた。
会場にしっかりとメッセージを伝えられる演奏になると良いな。

さて、今から森ノ宮で一万人の第九指導。
初回はお休みしたので今日が初顔合わせになる。
楽しみ!

こだわりのレヴェルは決して下げる事はありません。
今回の第九が自分にとって最高の出来だと皆さんが思える様、最高の仕上がりを目指します。

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2013年9月6日

三田のモツレクの練習が始まった。
キッピーモールという駅直結の商業施設が練習会場なのでアクセスが大変便利。

練習は大変明るい雰囲気で皆さんがこの合唱練習に参加する事を楽しみにされていたことが伝わってきた。
現在75人ほど。
まだまだ募集中です。
特にアルト、テナー、バス、ソプラノは大歓迎です。
全部か。(^∇^)

さて、今日の岡本ランチはナポリ料理のお店。
トラ猫。Gatto Soriano。
ナポリだけあって魚介系がお得意なのだが今日はあえて上州三元もちブタのローストをチョイス。
これが大正解。
肉汁溢れるジューシーなお肉だった。
前菜の戻り鰹も美味。
コスパの高いお店です。

2013年9月1日

《ときめきの第九》の初回練習が終わった。

初回とはいえ歌うに当たっての基本は妥協なく伝えた。
全くの原石のような状態から、練習の最後には粗削りだが少し輝くものが垣間見れた様に思う。
これからどんどん技術を磨き、ハーモニーを磨き、感性を目覚めさせていきたい。

前プロのラターの合唱曲二曲は歌いごたえ充分。

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2013年8月29日@大阪

一万人の第九京橋クラスの代講レッスンを終え、京橋鳥長で夕飯。
てっさの様な名古屋コーチン薄造りが美味。

京橋クラスなかなか反応が良く、声も若い。
皆さんの前向きな取り組みは素晴らしく、難しい要求にも一所懸命に応えてくださり、Gの部分のラストは感動的に美しく鳴り響いた。

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2013年8月26日@京都市交響楽団練習場

今日から京響コーラスの《第九》も始動。
さあ、大文字あんぱんを食べて頑張ろう!

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2013年8月24日

舞台とは命を削る場所

この様な演奏会を終えるとそう思うことがある。

勿論肉体的にもかなりハードな本番だったが、それとはまた少し違う。
おそらく寿命と引き換えに音楽を生み出しているのだろう。
オケ合わせから本番までの合唱団の進歩は驚異的だった。
京響定期の時もそうだったが、アマチュア合唱団の変化の凄まじさは正にミラクル。

京響の時と同じく、FENICEにも最後の最後まで諦めず理想を追求した。
これまで棒読みだったドイツ語も本番では命を吹き込まれた様だったし、だだ下がりだったピッチも地を這うCO2の様などんよりした(失礼!)歌声も本番では劇的に改善した。

それどころか私のポカまで合唱団がカバーしてくれる。
明らかに積極性を持って一丸となって動いている。
こんなにも集中して心から歌ってくれたメンバーに心から感謝している。

これだから合唱指揮はやめられない。笑

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2013年8月23日

さて!今日は《クリスマス・オラトリオ》ホールリハーサル‼
ソリストも全員集まります。
毎日世界中を飛び回る売れっ子カウンター・テナーの青木さんはFaceによると既に羽田空港。
ソプラノの松下悦子さんは久々の共演が楽しみ。
超美声です!

そして日本を代表するエヴァンゲリストの畑儀文さんは最近益々絶好調!プレ演奏会でも素晴らしい歌唱を聴かせてくださいました。
大阪チェンバーオーケストラの皆さんの活き活きした演奏。

そして我らが合唱団LA FENICEもテンションが高まっています。
いよいよ明日本番!

昨夜はほとんど眠れなかった(O_O)

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2013年8月20日

合唱指揮を担当した8月11日の京響定期の批評が日経に掲載された。

我らが京響コーラスは見出しになるほど好意的に書いて頂き安堵。
広上さんの演奏意図も大変よく理解して下さっている様に思う。

コーラスメンバーと関係者の皆さんに改めて感謝!

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2013年8月19日

《クリスマス・オラトリオ》の一回目のオケ合わせ。

やはりオーケストラが入るとコーラスのテンションも上がって皆さん楽しそうに歌っている。
今週末の本番までさらに良くなるだろう。

それにしても指揮をしながらバス・ソロを歌うのはキツい。
今さらながらエライことをしてしまったと思う。(・_・;

バッハ演奏の専門家である大阪チェンバーオーケストラの皆さんが非常に熱心にやって下さるのが救いだ。
骨董品ではなく躍動感溢れる生き生きしたバッハ。
これが我々のクリスマス・オラトリオだ。

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2013年8月17日@奈良県 御所市

第九

今日は大和高田の《ときめきの第九》結団式がさざんかホールであった。
これまでバリトンソリストとしてお世話になっていたが、今年から合唱指揮も担当させていただくことに。

結団式では参加者が一人ずつ自己紹介をかねて抱負を語っていくのだが、第九を歌うことになったきっかけは様々あれど、前に歌った「あの感動をまた味わいたい」という方が多かった様に思う。

『第九』には他の曲とは違う特別な何かがあるのだということをひしひしと感じる。

中にはコーラス自体が始めてで、『第九』が初コーラスという方もおられるが、これは日本では別段珍しいことではないだろう。
しかし考えてみると水泳初心者にいきなり津軽海峡を泳ぎきれと言う様なもので、並大抵なことではない。
とは言えそれは『第九』の難しさを知った者の考えることであって、怖いもの知らずとでも言うべきパワーでアマチュアの方は歌ってしまうのである。

これは私が高校二年生で初めて『第九』を歌った時も同様であった。
当時どんな風に歌っていたかは今では想像も出来ないが、「難しかったー」というより、「感動したー。
楽しかったー。」という記憶しか無いのである。

京響コーラスの『第九』や一万人の第九の練習も始まる。
あゝ今年ももう終わりか…

役員の方々と白鳳酒家で美味しい中華を食べた後、帰り道にあるサーティーワンに立ち寄る。

声楽の教え子さんがバイトしていて、忙しく働いていた。

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2013年8月12日

合唱指揮者を務めた京都市交響楽団第571回定期演奏会 広上淳一指揮 ドヴォルザーク《スターバト・マーテル》が終わった。

前々日のオケ合わせ。
前日のホールリハーサルから今日のゲネプロ、本番までのコーラスの上昇カーブは目を見張るものがあった。

昨日はオケ合わせ後、コーラスだけ舞台に残って約1時間のダメ出しと返し練習。
みんな疲れ果てているのは承知していたが、どうしても妥協できなかったのだ。

澄み切った曇りの無い歌声でしか実現できない清純なハーモニーとクリアな発語。
ホールを満たす豊かな響き。
そして聴衆の心にうったえることの出来る、主張のあるコーラスをどうしても実現したかった。

そのため今日の朝も身体の組み立て、息の道筋の確認。
発声練習、さらに昨日のダメ出し箇所の再度の練習をした。
発声に関しては半年間かかっても実現していなかった事も昨日から今朝の練習でほぼ達成。
女声から曇りが消えた。
こうなるとハモるしホールの天井まで歌声が立ち昇る。
そしてゲネプロでは確かな手応えを得た。

しかしそれでもまだ満足しなかった。
なおもダメ出し。
それが終わった時には本番前の集合時間まで既に1時間を切っていた。

合唱団は急ぎ昼食を取り、着替えて再度集合。
ここでは耳の感度を高める為の細かい発声練習を10分。
後は皆を信じ、開演前のプレトークに向かった。

そして開演。
第一曲のテナーのパートソロが滑らかに歌い上げられた。
やがて他のパートも加わり、高い集中力を保ちながら難所を次々とクリアーして行く。
音楽は徐々に高まり、ffのハーモニーが会場を満たした。
そしてテノールの高橋氏の力強くも陰影に富んだソロに無事受け渡す事が出来た。

今日は上手く行く。
そう思った。
曲が進むにつれ、自分が指導した事を懸命に具現化しようとしてくれているメンバーに対する愛おしさと感謝の気持ちが溢れてきた。

終曲のamen唱の後のffのア・カペラの圧倒的なエネルギー。
そこにオーケストラが加わってのfff。
ホールが振動するほどのクライマックスに心動かされた。
今日の公演はNHKが収録しており、11月にFMの「ブラボー!オーケストラ」という番組で放送されるそうだ。

しかしこの感動はその場にいた者にしか分からないだろう。
京響コーラスのメンバー、今や日本のトッププレーヤー集団となった京都市交響楽団の極上の音楽、まるでプラハの劇場でオペラを見ているかの様な心地良さを感じさせて下さったソリストの皆さん、舞台を裏で支えて下さったスタッフの皆さん、そしてマエストロ広上に心から感謝!

今日のビールは美味しかった!

マエストロ広上と。

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2013年7月18日

近付いてまいりました。
熱く出来上がって来ています。

LA FENICE 第3回演奏会
 夏のクリスマス・オラトリオ
会場:いたみホール 大ホール

<出演>
指揮・バス   :小玉 晃
ソプラノ    :松下悦子
カウンターテナー:青木洋也
テノール    :畑 儀文
合唱: LA FENICE
管弦楽:大阪チェンバーオーケストラ

<曲目>
J.Sバッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248(Weihnachts-Oratorium)
<料金>
3000円

※未就学児の入場はご遠慮ください。

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2013年5月21日

芸文カルミナブラーナについて音友に載っています。
日下部先生の素晴らしい批評に安堵しました。
関係者の皆さま。
良く頑張りましたね。
本当にお疲れ様でした。

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2013年5月20日

合唱団LA FENICEの《クリスマス・オラトリオ》プレコンサートが終わった。

結論から言うと良くも悪くも今の実力が出たと言えよう。
これを私も含めた全員が真摯に受け止め、8月24日の本公演を素晴らしいものにしなければと思う。
今日のプレコンサートは本当にやって良かった。
今後の練習の課題が浮き彫りになった。

やはりクリスマス・オラトリオは手強い。
私はどの曲も本番を数回経てやっと自分のものとなったと感じる事が多いが、コーラスの皆さんにとっても今日本番を経験したことは非常に良かったと思う。
おそらく今日の出来に完全に満足した人はいないだろう。
それで良い。

一から暗譜するつもりで歌いこんでやり直そうではないか。
具体的なダメ出しは次回の練習でいたします。

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2013年5月13日@京都府 京田辺市

気温22℃。
風は穏やかに吹いている。
空気はからっとしていて日陰にいると快適。
ランチ後の珈琲タイム。
肝臓の数値は依然高いが、仕事には本格復帰した。

昨日のLA FENICEの《クリスマス・オラトリオ》の練習は気迫を感じる程の前向きな合唱に手応えを感じた。

《マタイ受難曲》も勿論素晴らしいが、私個人としては《クリスマス・オラトリオ》はバッハを演奏する醍醐味や喜びを最も感じる作品である。
これはやはり留学中シュトゥットガルトのバッハアカデミーでリリング指揮の演奏に触れた時の衝撃が忘れられないからかも知れない。
FENICEの演奏会も是非その様なものにしたい。

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2013年4月9日

兵庫県立芸術文化センター管弦楽団第60回定期演奏会 佐渡裕指揮 《カルミナ ブラーナ》(オルフ)の公演が終わった。

いつもそうなのだがオケ合わせ、G.P.、初日、二日目、最終日とこのコーラスは進化してゆく。
これまで練習で100万回くらい言っても出来なかったことも出来て行くし、集中力も高まり一体化してゆく。
これは正しく「進化」というべきものだ。

初日も悪くはなかった、いやむしろ立派だったと思う。
いい緊張感もあった。

安心して気が緩みそうな二日目。
これは皆非常に賢かった。
集中力が途切れることなく手堅い演奏。

そして三日目は これは奇跡的な演奏だったと思う。
各パートは綺麗に分離して聴こえ、佐渡さんの指先の動きに意識が集中していた。
そう。
佐渡さんの表現方法もまた日替わり的に変化する。
テンポも最終日は歌える限界ぎりぎりのところまで上がっていた。
合唱団はそれにぴたりと付いて行った。

誰かが話していたが、Nr.14 In tabernaの男声合唱はその早いテンポに食らいつく男声がただならぬオーラを発していたそうな。
(男性諸氏。
苦労したかいがありましたな!) おそらく横で聴く女声陣は手に汗していたことだろう。

この曲に限らないが100人以上のコーラスと大編成オーケストラが真に一体となって動いているときのエネルギーは凄いものがある。
この体験をしたものは舞台から離れることはできなくなるだろう。

そして宝塚少年少女合唱団の皆さんとの共演もとても楽しかった。
たった一度だけだが発音の統一のために指導させて頂いたが、こだわったラテン語のドイツ語読みも非常に反応良く上手くこなしてくれた。
佐渡さんに注意されたことも次には必ず改善されていて、彼らのまったく動じることなく常に安定してまとまりのある歌声には感心した。
拙宅の地元の合唱団であることもあり、とても親近感を覚える。
予定が合えばまた演奏会にも行ってみたいと思っている。

今回は練習開始から悩むことが多かった。
しかし最後には皆の、素晴らしい演奏にしたいと言う気持ちが結集した様に思う。

神戸市混声の皆さんもとても真摯に取り組んでんでおられるのが分かり、プロとアマチュアの垣根を越えて、良い演奏をしようという共通の目的に向かって気持ちを一つに出来た。
これがあの奇跡的な合唱になったのだと思う。
これは終演後の皆さんの表情からもしっかりと感じられた。

願わくばOpen9をこのままのメンバーで継続して訓練を積んでいきたい。
今つかみかけたものが失われるのはあまりにも惜しく、継続性によって培われるものは多いと思う。

しかし残念ながらすべては一旦終わることとなった。
皆さんありがとう! またどこかでお会いできることを願っています。

2013年3月25日

気になる存在

今日はヴォーカルアンサンブル《EST》さんにお招きいただきヴォイストレーニングに行って来た。

《EST》は合唱人ならその実績をご存知の方も多いであろう大変実力のある合唱団。
(しかもこの時代にしては大変羨ましいことに平均年齢がなんと20歳代という若々しさ!)

指揮者の向井先生とはfacebookを通じて交流させて頂いているが、向井先生の指揮される演奏に初めて触れたのは、今から5~6年前に三重県合唱コンクールの審査に呼ばれた時が最初であった。
その時先生が指揮された宇治山田高校の演奏は本当に素晴らしく、私には歌っている高校生たち一人一人の頭の上に音の柱が立っているのがハッキリと見えたのだった。
その体験は関西に帰ってからも指導する合唱団で話題にしたほど印象的だった。
その時向井先生の指揮されたもう一つの団体が一般の部の《EST》である。
あの高校生たちの演奏を聴いた後なので、大人のこの団からどの様な音が聞こえてくるのか実に楽しみだった。

そして、聴こえてきた音はやはり向井サウンドだった。
そして音楽的にはやはり大人。
それ以来私にとって向井先生は気になる存在になった。
一体どの様な指導をされているのだろう・・・。
同じく合唱に携わる者として興味深かった。

その《EST》からのお招きで今日亀山市文化会館まで行ってきた。
実は今日はそこで出演される演奏会があって、その後に二時間ヴォイストレーニング。
メンバーにとっては非常にハードだったろう。

演奏会ではUnicornis Captivaturの躍動感あふれる演奏を始め、透明感ある美しいハーモニーを聴かせて頂いた。

その後ホールにあるリハーサル室でのヴォイトレとなったが、やはり皆さん耳がしっかりと開いている。
これは美しい合唱の必須条件だが、それをきちんと満たしておられることに納得した。
耳がしっかりと機能していればトレーニングは随分スムーズに運ぶ。
先ずはブレス、支え(本当はあまり使いたくない言葉だが)などについて共通認識を持って頂くことから始め、身体を楽器として組み立てる手順、母音や響きの核についてお話しし、実際の曲へのアプローチとしてはCoplandのHave Mercy on Us,O My Lordを歌って頂いた。

一度のトレーニングで総てを伝えることは難しいが、反応は素晴らしく、団員の皆さんのポテンシャルの高さを実感した。

練習後は近くのファミリーレストランで食事しながらお話ししたが、発声談義は尽きることなく、楽しい時を過ごさせていただいた。
ハードなスケジュールで疲れておられたにも関わらず、高い集中力でヴォイストレーニングに取り組んで下さった《EST》の皆さんに感謝! 私自身非常に学びの多い充実した一日だった。

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2013年2月25日

今日の京響コーラスは京響練習場ではなく丹波橋の呉竹だった。
ホールでの練習は非常に有意義でありがたい。

お腹がすいたので桃山御陵前で夕食。
今日は中華の気分。